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岩手町の地域おこし協力隊について

地域おこし協力隊とは?

地域おこし協力隊は、都市部から地方に移住し、地域の活性化や課題解決に取り組む総務省の制度です。隊員は自治体に委嘱され、地域の特産品開発、観光振興、移住促進、子育て支援など、多岐にわたる活動に携わります。活動期間は1~3年で、活動中は自治体から報酬や住居支援が提供されます。隊員としての経験を通じて地域に根付く人も多く、地域の持続的な発展を支える重要な制度として注目されています。この制度を通じて、あなたも新たな地域で挑戦し、貢献しませんか?

岩手町ってどんな町?

岩手町は「岩手県岩手郡岩手町」と同じ地名が3回続く日本唯一の自治体です。北緯40度線上に位置し、夏でも涼しい気候を生かした高原野菜の大規模生産を特徴とした農業の町です。農業生産額は岩手県内でもトップクラスを誇り、特にキャベツの生産量は東北一となっています。

また、文化的で心豊かなまちづくりにも力を入れており、約14haの起伏のある丘に彫刻作品を展示した「石神の丘美術館」があり、町内でアートを身近に感じることができます。

一方で、ここ3年間は毎年300人近くの人口が減少しており、現在の人口は約12,000人となっています。特に10代〜30代の人口減少が激しく、産業の担い手不足や経済の縮小、地域力の低下等の要因となっています。また、観光資源の発掘と活用が課題となっており、観光を切り口とした町の知名度の引き上げや関係人口の獲得につなげられずにいます。

観光客数に着目するとイベントを除いた年間観光客の60%が道の駅「石神の丘」に集中しており、産直の新鮮野菜等を求める買い物客やドライブの休憩所として夏場を中心に賑わいを見せていますが、その他の観光地では集客不足が深刻となっています。

このような状況から、町の地域特性や既存のコンテンツを活かした魅力化と新たな取り組みにチャレンジしていきたいと考えています。そのため、「自分のアイディアを地域で実現したい」と考えている若い外部人材を2017年から地域おこし協力隊として受け入れはじめました。

岩手町の地域おこし協力隊について

岩手町では現在、3つの形態で地域おこし協力隊を募集しています。さまざまな働き方で地域と関わることができるのが岩手町地域おこし協力隊の特徴です。

しごとクリエイター

しごとクリエイターは、岩手町で起業・創業を目指す協力隊の愛称です。協力隊として活動する3年間で、地域の方と協力しながら商品開発や販路開拓を行います。しごとクリエイターから実際に起業・創業をした隊員も多数います。

「しごとクリエイター」はこんな人におすすめ!
  • 地方でスモールビジネスを立ち上げたい人
  • 自身の専門知識や経験を活かした起業・創業を考えている人

いわてまちA-team(課題解決チーム)

いわてまちA-teamは、町の人々の声に耳を傾け、大小様々な課題を発掘し、町内だけではなく日本中を巻き込むことで関係人口の拡大を目指すアクションチームです。チームリーダーやコミュニティマネージャーとして、地域おこし協力隊が活躍しています。

「いわてまちA-team」はこんな人におすすめ!
  • たくさんの人と関わりながら地域活性化に取り組みたい人
  • 全国各地と岩手町をつなげ、新しい取り組みを生み出していきたい人

地域商社「つなぐ・いわてまち」

「つなぐ・いわてまち」は、岩手町の産業の活発化による地域振興を推進するために2024年2月に設立した地域商社です。岩手町や町内に支店を置く地方銀行、鉄道会社、商工会を社員とした官民連携の地域商社として、町内外のヒト・モノ・コトを「つなぐ」基点となり、ふるさと納税・販路拡大や起業・創業支援、観光・交流人口拡大に資する業務などを展開しています。この地域商社のメンバーを構成する一員として、地域おこし協力隊が活躍しています。

「つなぐ・いわてまち」はこんな人におすすめ!
  • 岩手町で活躍する事業者や金融機関と連携して、産業振興を推進していきたい人